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帳票・図面の読み取り

受注票、検査表、図面の部品表を、人が打ち直さなくていい形にする。

期間
3〜4ヶ月
  • 製造業の受発注・検査記録
  • 建設業の施工書類・図面
  • インフラ設備の点検記録
帳票の撮り込みから項目抽出、自信度による振り分け、確認画面、基幹システム連携までの流れを示した図

こんなご相談をいただきます

紙やPDFで届いた情報を、誰かが基幹システムやExcelに打ち直しています。届く量は取引先の都合で決まるため、こちらの努力では減りません。繁忙期には入力待ちの滞留が出て、後工程が止まります。

打ち間違いは、その場では見つかりません。出荷や請求の段になって発覚し、どこで間違えたかを追うのにまた別の時間がかかります。

熟練で回っている業務ではありません。それでも人が張り付き続けており、採用が続かないと業務が止まります。

以前にOCRを検討して見送った企業様も多くいらっしゃいます。帳票の種類ごとに読み取り位置を定義する必要があり、取引先ごとに書式が違う現場では定義が終わらなかったためです。この前提は変わっています。

標準構成

この範囲であれば、期間と費用の目安を初回の面談でお出しできます。範囲を外れる場合は、 パッケージに寄せずに個別のお見積りとします。

帳票型

対象
受注票、検査表、納品書、作業日報など。取引先ごとに書式が違っても構いません
取り出す項目
20項目まで(明細行を含む)
月1万枚まで
手書き
数値・記号の手書き混在まで対応
連携先
基幹システムまたはファイル出力 1本
期間

3ヶ月

PoC 1ヶ月 + 本開発 2ヶ月

体制
エンジニア2名

図面型

対象
図面の表題欄と部品表
取り出す項目
表題欄10項目 + 部品表の行
月2,000枚まで
手書き
手書き注記は対象外
連携先
基幹システムまたはファイル出力 1本
期間

4ヶ月

PoC 1ヶ月 + 本開発 3ヶ月

体制
エンジニア2名

クラウド利用料、外部APIの従量課金、GPU等のハードウェア、既存システム側の改修は含みません。 保守は開発とは別に月額で契約します。

工数削減の試算

月1万枚の帳票入力を前提に置いた場合の計算です。効果をお約束するものではありません。 初回面談では、この表の数字を貴社の実数に置き換えてお出しします。

現在

1枚あたり2分の入力と転記。月1万枚

333 時間/月

導入後

自信の低い項目と突合で弾かれた値の確認のみ。1枚あたり0.4分

67 時間/月

時給 3,000 円で換算

266 時間/月

削減額(月)
80 万円
削減額(年)
958 万円

時給は、年収400万円の事務職に法定福利費等を含めた額を年間1,800時間で割った概算です。クラウド利用料や外部APIの従量課金、保守費は含んでいません。

何をつくるか

帳票の種類ごとにレイアウトを定義しません。決めるのは「何を取り出すか」だけです。文字を起こしてから座標で拾う従来のOCRと違い、書式が取引先ごとに違っても、初めて見る様式でも同じ定義で読めます。

  • 項目の定義 — 取り出したい項目を、名前・型・制約で決めます(例: 品番は英数10桁、数量は整数、納期は日付)。位置は指定しません
  • 読み取り — 画像やPDFをそのまま読ませ、定義した項目を値として返します。読めなかった項目は空で返し、埋めた風にしません
  • 自信度の判定 — 値ごとに確からしさを出し、低いものだけを人に回します
  • マスタとの突合 — 品番や取引先名は社内マスタと突き合わせ、存在しない値は確認に回します。もっともらしい別の値を返す誤りは、この照合でしか捕まりません
  • 明細行の検算 — 行数、小計、合計を突き合わせます。行の取りこぼしは値の誤りより気づきにくいため、別に見ます
  • 確認画面 — 自信の低い項目と、突合で弾かれた値だけを色分けして人に出します。全件を見直す画面ではなく、疑わしい箇所だけが並ぶ画面にします
  • 連携 — 確定した値を基幹システムに渡します。接続できない場合はCSV等で出します
  • 記録 — どの項目が何回直されたかを残します。直しの多い項目が、次に手を入れる対象になります

図面型で取るのは表題欄(図番、品名、材質、数量)と部品表の行までです。線や寸法の解釈は含みません。

貴社にお願いすること

  • 自信の低い項目と、マスタに無い値の確認と修正
  • 取り出す項目そのものを変えるときの定義更新。新しい取引先の書式が増えただけなら、作業は発生しません
  • 読み取った値を業務判断に使う部分

目指すのは入力をゼロにすることではなく、全件入力を確認だけに変えることです。

進め方

過去1ヶ月分の実物をご用意いただきます。書式は揃っていなくて構いません。むしろ、ばらついているほど検証になります。正解率が業務の許容に届かない場合は、人がどこで受ければ成立するかまでお出しします。そのうえで構築に進むかを決めます。

  1. STEP01

    PoC

    1ヶ月

    書式のばらついた過去1ヶ月分の実物で、正解率と確認に回る割合を測ります。

  2. STEP02

    本開発

    2〜3ヶ月

    マスタ突合と明細行の検算を組み、確認画面と基幹システム連携を作ります。

  3. STEP03

    立ち上げ

    合計3〜4ヶ月

    現行の入力と並走させ、切り替えの基準を確定します。

検証で見ること

  • 項目ごとの正解率。全体の平均ではなく、品番・数量など間違うと影響が大きい項目を個別に見ます
  • 明細行の取りこぼし率。行数が合っているかを、値の正誤とは別に見ます
  • 人の確認に回る割合。ここが高すぎると効果が出ません
  • 1枚あたりの処理時間と、1枚あたりの推論コスト

検証で見送りの判断が出ることもあります。これも成果として扱い、その旨を正直にお伝えします。

向かないケース

次に当てはまる場合、このパッケージではご期待に沿えません。判断を早めていただくために書いています。

  • 読み取った後、結局全件を人が見直す必要がある業務。確認工数が入力工数と変わらず、効果が出ません
  • 手書きが主体で、書き手ごとの崩れが大きい。数値や記号は追えますが、自由記述は精度が落ちます
  • 複写伝票のかすれや重なりが多く、原本の画質を確保できない。人が読めない濃さは機械でも読めません
  • 明細行が数十行に及び、1行の取りこぼしも許されない業務。行の欠落は値の誤りより気づきにくく、突合の仕組みを別に組む必要があります
  • 原本を社外に出せず、社内にGPUを置くこともできない。実行環境が確保できません
  • 月間の枚数が数百枚程度。人が打つ時間より、確認と運用の手間のほうが大きくなります
  • 読み取る対象が図面の形状そのもの。寸法や公差の解釈は本パッケージの範囲外です

自社が範囲に入るか、確かめるところから

現場の状況を伺えば、標準の範囲に収まるか、外れるならどこが外れるかをお伝えします。 初回のご相談に費用は発生しません。